特商法は、消費者を保護するための法律で、悪徳商法に対して規制をする法律です。この法律は、当然ですがネットビジネスにも適用されます。

従って、自分でネットビジネスを始める場合には、この法律に抵触しないように注意する必要があります。

またネット副業等を行う際にも、こうした特商法の網をかいくぐった商法に騙されないようにする事も大切です。本記事ではネット副業に取り組む場合に注意すべき特商法に抵触する仕事をまず説明したいと思います。

特商法で禁止されているビジネスとして、いわゆるネズミ講があります。この商法は、昔からある商法で、最終的は多くの人の損失の上に、ごく一部の人が儲けられると言う商法です。手口も巧妙化しているので、注意が必要です。

また儲かる仕事を斡旋するとの謳い文句を前面に出し、その為に事前研修が必要だとして高額で教材を売りつけ、実際には仕事の斡旋は行われないと言う商法も特商法で禁止されています。

さらに、その他にも儲かるとしてネット副業者を募っている仕事の中には怪しげなものも少なくありません。こうしたネット副業を始める前には、そのサイトや仕事をネット検索して口コミ等を必ずチェックし、少しでも悪評があれば、避ける事が大切と言えます。

一般的にネット副業として人気の高いものとして、クラウドソーシングでの仕事や、専用サイトでスキル販売したり、また趣味の延長線上でストックフォトサイトで写真を販売したり、専用サイトでクラフト作品を販売すると言ったものがあります。

これらのサイトでは、登録すれば誰でも始められ、また代金の回収はサイト側で確実に行える仕組みになっており、騙されるリスクはなく、安全安心で特商法とは無縁の副業です。
またユーチューブやアフリエイトも騙されるリスクはないネット副業と言え、これも特商法に抵触するような行為を心配する必要はありません。
しかし、ここで注意すべきは、こうしたサイトで望み通りの金額を稼げるか否かは、全く別の話だと言う点です。

販売系のネット副業や、ユーチューブやアフィリエイトは、多くの人に閲覧してもらい、気に入って購入してもらったり、アクションを取ってもらう事で初めて儲かるものです。

しかし、登録して取り組むだけなら、手数料を取られる事もなく、販売できたり稼げた時に、その一部を手数料としてサイト側に支払う仕組みであり、損する事はないのです。
従って、特商法で禁止されているネット副業に手を出すと、損失が発生するリスクがあり、絶対に避けるべきですが、一方で安全・安心であっても必ず稼げる事が保証されている訳ではないのです。

この点を誤解しない事も大切です。安全・安心なネット副業で、稼げるノウハウを身につける努力する事で、稼ぐ事が出来るのです。