本を出版してお金を稼ぐ事が誰にでも出来る世の中になりました。
それも従来に存在していた自費出版の様に初期投資が必要なものでは無く、PCと本を作成するスキルさえあれば誰でも簡単に自著を販売する事が出来ます。
AmazonにはKindleという電子書籍サービスがあります。
このサービスには自身が作成した書籍を登録してAmazon上にて販売するシステムがあり、それは無料で利用出来てしまいます。
問題点もあります。出版した本が売れた場合の印税が最大でも70%であるという事です。一般的な作家の印税が5~10%と言われているのでそれと比較すると高額に思えますが、その分出版社からの宣伝や、出版社を通して販売されている書籍という信頼を得られないために総合的な売上は落ちてしまいます。
売上に関しては自身の宣伝活動や著者のクオリティに比例するものなので一概には言えませんが、薄利多売か厚利少売が良いのかって話です。
更にはKindleの売り上げを手にする際の手数料の問題もあるようです。
円為替取扱手数料や被仕向送金手数料、海外で売れた場合には外貨を円に変換する作業も発生するので差額が出ます。
またアメリカへの税金支払いが発生する可能性もあるので注意です。
また、Kindleを通して個人で出版する際には執筆から校正、校閲、販売、デザインに至るまで全ての作業を一人でしなくてはいけません。
表紙やイラストを外注する場合は完全に無料で出来なくなってしまうので場合によってはマイナスからの出発となる事もあります。
Kindleでは表紙画像が必ず必要になってくるので無料で出版する為には自作をする必要があります。とはいえ、表紙は本の売り上げに最も関わりが深いと言われているのが難点です。
メリットも勿論存在します。
上記の問題を解決出来るのであれば無料で尚且つ自由な内容で本を出版出来ます。
また、仮に出版した書籍が人気作品になりベストセラーになった場合の収益はすさまじい金額になります。
1万部売れればヒットと言われる業界。
1,000円で出版した本が印税70%の契約だった場合はそれだけで700万円の売上になるので驚きです。
別途手数料は差し引かれたとしても著名な作家レベルの収益になるので実力次第では0から大金を稼げてしまう夢のある副業です。
近年売上が伸びつつある電子書籍業界。
専門的な知識は多少必要になってきますが、誰でも等しく無料で挑戦するチャンスはあります。絵が描ける、物語が作れる。
ノウハウを語れるスキルを持っている方は一考してみるのもありだと思います。